22話ネタ。
しょうもないです。
アニメの雰囲気ぶち壊しです。
先に言っておきます。
ごめんなさいww
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「他人を従えるのは気持ちがいいかい?ルルーシュ。」
嘲笑うかのような義理兄の微笑み。
まるでこの『戦い』の勝利を確信しているかのように自信に満ち溢れているそれはとても不快で。
しかしここで感情を顕わにしては相手を楽しませるだけ。
それを理解しているルルーシュは、『皇帝』らしく構え、そして鼻で嗤った。
くだらない。
帝都ペンドラゴンにフレイヤを落として先手を打ったつもりなのだろうが、それは可能性の一つとして覚悟していたことだ。
これしきの事では立ち止まらない。
ルルーシュは画面に映る彼を見て、言葉を発しようとした。
しかしそれよりも先に口を開いたのはシュナイゼルだ。
「それとも・・・君がそんなに楽しそうなのはスザク君が傍にいるからかな?」
「そうです。」
呆気なく、ある意味素っ気なく答えたルルーシュ。
それでもスザクは満足そうにうんうんと頷きながら微笑む。
「フレイヤ弾頭は全て、私が回収させてもらったよ。」
「そうですか。それで?」
「残念なことに、私は君を皇帝とは認めていない。」
ふっ・・・とシュナイゼルが嗤う。
「君と、スザク君の結婚もね。」
ルルーシュの眉がピクリと跳ねた。
「・・・ほう。あなたが認めなかったところで、私たちには何ら関係ありませんね。」
「彼女を見ても、それが言えるかい?」
シュナイゼルが、皇族らしい優雅な動作で手を動かす。
それに合わせてカメラが少し下のほうに移動し、シュナイゼルの掌が映った。
そして、その先にいたのは。
「なっ・・・!」
『ナナリー・・・!!?』
ルルーシュがこの上なく目を見開き、そのアメジストの双眸を動揺で揺らす。
声が出ない。
呼吸の仕方すらわからなくなってしまう。
スザクも通信の向こう側で驚きを隠せない様子だ。
『お兄様・・・スザクさん。』
「ナナリー!生きてッ・・・」
『わたくしは・・・お二方の結婚を認めません。』
眉を寄せて。
憤然とナナリーはのたまう。
ルルーシュはその言葉で絶望したのかシートからずり落ちた。
大丈夫か、とC.C.がルルーシュの様子を伺うが、ルルーシュはそれどころではない。
また否定された。
ナナリーに。
愛しい唯一の肉親に。
『ルルーシュ!しっかりするんだ!』
「スザク・・・もう、俺は・・・」
『何を言っているんだ!もう僕達は引き返せない!進むしかないんだ!』
「でも俺はッ・・・俺は・・・」
『もう戻れないんだ!結婚式は明日なんだよ!!?』
折角一か月の間死に物狂いで予約が空いている式場を抑えて、ルルーシュに着せるウェディングドレスも特注で作らせたっていうのに!
あんまりだ!
そんなスザクの悲痛な叫びが木霊した。
『わたくしの大事なお兄様、簡単にはスザクさんに差し上げません。』
スザク涙目。