玄関のドアをくぐると、そこは普通に宮殿だった。

石柱やシャンデリアは豪華さを演出し、だからといって派手過ぎない。

宮殿内は広くて天井も高く、声を出せば反響しそうだった。

しかしやはり気になるのは先ほどの玄関のドアだ。

あのドアは一体なんだったのだろうと疑問を抱いたのだが、突如響いた声に数人が驚愕する。


「ルルーシュ、お客様?」

「マリアンヌ様・・・!」


声を上げたのはコーネリアだ。

ルルーシュと同じ黒髪は長く、少しウェーブがかかっている。

生徒会メンバーは密かに男女逆転祭りの『ルル子』を思い浮かべたのだが、それを言えばルルーシュが憤慨しそうなのでやめた。


「母さん・・・どうやらC.C.が連れてきたみたいです。」


まぁ、と。

マリアンヌはふわりと微笑んで、優雅に一礼する。


「皆様、我がアリエスの離宮へようこそ。ルルーシュの母、マリアンヌ・ヴィ・ブリタニアです。」

「お母様・・・」

「久しぶりね、ナナリー。」


マリアンヌがアーニャの中に意識だけ入り込んでいたことをナナリーは知らない。

だからマリアンヌにしてみればそれほど久しぶり、というわけでもないのだが。

それを告げずマリアンヌは笑顔でナナリーを腕の中に抱き込み、ナナリーは久しぶりの母のぬくもりに涙した。

そんな和やかな雰囲気をぶち壊すように大きな爆音が響いた。

地響きがして離宮全体が揺れる。

ルルーシュが小さく舌打ちをした。

向こうから、誰かが走ってくる。


「兄さん!」

「ロロ!またか!?」

「うんっ、助けて!」


顔に少しばかり煤をつけて走ってきたロロの言葉を受けてルルーシュが一目散に駆けていく。

他の者達も何事か、とその後を追う中、ナナリーとロロの目が合った。


「あなたが、ロロさん・・・ですか?」

「・・・知ってたんですか。」

「お兄様に伺いました。傍にいてくれた弟がいるって。」


ロロがすっと目を背けた。

ロロにとってナナリーは邪魔者だった。

所詮自分は偽りの弟で、ナナリーがいない間代わりに愛情を貰っていただけの存在。

本物が戻れば、いつでも偽者は用済みになる。

そんな不安を抱えて生き、そして死んだ。

今でこそルルーシュと和解し、本当の兄弟のように接しているからいいものの。


「僕は君が嫌いです。」

「ロロさん・・・」


ナナリーは困ったように笑った。


「それでも、いいです。」


マリアンヌはまだ何も言わず、ナナリーを抱きしめている。


「お兄様の傍にいてくださって、ありがとうございます。これからも・・・お願いします。」


ロロは何も応えず、踵を返して走っていってしまった。

あ、と小さく声を漏らしたナナリーの頭を、マリアンヌが微笑みながら撫でた。

















走っていってしまったルルーシュを追っていた一同がたどり着いたのはキッチンだった。

そこはまるで。


「なんだ、この戦場は。」


コーネリアが呆然と呟く。

何かの焼けた臭い。

壁は焦げ付き、灰のようなものが黒く染め上げている。

立ち込める煙の中に、何故か慣れた様子でルルーシュは身を投じる。


「父上!」

「ルルゥシュゥ。」


白髪を黒く染め上げた第98代ブリタニア皇帝シャルル・ジ・ブリタニアがそこにいた。


「・・・また勝手にオーブンを使いましたね!?俺が戻ってくるまで待ってろと言ったでしょう!そもそも何故ただスコーンを焼くだけでこんな爆発が起こるんですか!」

「知らぁん。」


シャルルがルルーシュの後ろに集結していた者達を見て目を細める。

いかにも、何者だ、と。

目がそう語っていて、ルルーシュはため息を吐いた。


「C.C..が連れてきたんです。俺が学生時代所属していた生徒会のメンバーと、黒の騎士団やってたころの仲間と・・・。」


その言葉にカレンは目を細めた。

仲間だ、と。

彼は言ってくれた。

裏切ったのに。

もう裏切らないと決めて、やっぱり裏切ってしまったのに。

信じなかったのに。

涙がこぼれた。

それにルルーシュが気付いて眉を寄せる。


「カレン、何故泣く?」

「べ、別にいいじゃない、泣いたって!」

「いや、そうは言っても・・・ああ、そうか。俺を恨んでるんだな。裏切ってしまったし。」


思わず手が出そうになった。

振り上げそうになった手を押さえ、代わりに乱雑に涙を拭う。


「恨んでなんかないわよっ・・・だって、憎しみは全部アンタが持っていっちゃったもの!」

「そう、か・・・」

「裏切ったのは私達の方じゃない!」

「・・・もういいんだ。結局俺が元皇族だったってお前達に言えなかったのは言ったら騎士団は終わりだと思ったから。お前達を信じ切れなかったのは俺も同じだ。」


ついにカレンはその場に泣き崩れてしまった。

ルルーシュがカレンの前に膝を折って、ポケットからハンカチを取り出す。

それを黙って手渡した。

アイロンできっちり糊付けされたそれを受け取りながら、カレンはじっとルルーシュを睨む。


「・・・相変わらず、主婦してるのね。」

「出来るのが俺しかいないんだから、やるしかないだろう?」


ちらりとルルーシュが後方に目をやれば。

爆発して黒くなったキッチンと、煤にまみれた父親と。

普段料理をするのはルルーシュで、たまに乱入してくるシャルルが起こす爆発の後始末もルルーシュがするのだろう。

シャルルに怒りを露にしながらも、ルルーシュは充実しているといった表情を浮かべていた。


「あらぁ?」


突然割り込んだ声に、全員が振り返った。

そこにいたのはピンクの髪の女性で、キッチンの惨劇を不思議そうに見つめている。

目を剥いたのはコーネリアだ。


「ユ、ユフィ・・・!」

「あら、お久しぶりです、お姉さま。」


ふわふわと微笑んで、ユーフェミアは首を傾げた。

コーネリアが走り出す。

あっという間に距離を詰めて、その腕でユーフェミアを包み込んだ。


「ユフィッ・・・私は・・・!」

「お姉さま。」


静かに、ユーフェミアは言う。

抱擁してくる手をやんわりと諌めて身体を離したユーフェミアは、にっこりと笑った。


「私、怒ってるんです。」

「すまない・・・私はお前の汚名を・・・」

「どうして止めてくださらなかったんですか?」

「ユフィ?」

「どうして?どうして世界の為に死を選んだルルーシュを・・・お異母兄さまを止めてくださらなかったんですか?」


ルルーシュ、というのを異母兄と呼びなおしたユーフェミアにコーネリアは目を見開く。

それは異母妹として。

片腹であっても、兄妹として。


「お姉さまにとってお異母兄さまは異母弟ではなかったのですか?」

「違うっ!私は・・・」

「お願いですから・・・私の為とは仰らないでくださいね。私、自分を赦せなくなりますから。私の存在はルルーシュを不幸にしてばかり・・・彼らの為に始めた行政特区日本も彼らにとっては足枷でしかなかった。そして私を殺すことでルルーシュが傷つき、親友であったスザクと憎しみ合うことになってしまった。」

「ユフィ、もういい。」

「だめよ、ルルーシュ。」

「いいんだ。」


ルルーシュが首を振って、やっとユーフェミアは表情を緩めた。

しかし。


「では次はスザクのお仕置きタイムですね!」

「・・・はぁ!?」

「さぁスザク!そこに居直りなさい!ルルーシュの顔を踏みつけた罪、因果応報の理をもって償わせて差し上げます!」

「ちょっ・・・ユフィ!」


流石虐殺皇女。

そんなことを言えば誰かしら怒り狂うだろうが、そう言いたくもなるほどユーフェミアの勢いはすさまじかった。

逃げようと踵を返したスザクの纏う、ゼロのマントを引っ張って。

バランスを崩したスザクをそのまま押し倒して。

流石に顔を踏むのは憚られたのか、倒れこんだスザクの上に鎮座した。


「ユフィ・・・君はいつからこんな・・・」

「なにか?」

「・・・いいえ。」


ユーフェミアの真っ黒な微笑みに、スザクが苦笑いしたとき。

むぎゅ。

スザクの、無防備な頭部が踏まれた。

踏んでいるロロはスザクが動けないのをいいことにニヤリと哂う。


「よくも、僕の兄さんの美しい顔を。」


ふはははははははは!!


そんな先代ゼロ顔負けの高笑いをしながらグリグリとスザクの顔を踏むロロ。

まるで鬼神のようである。

いつのまにかシスコンに加わってブラコンが発症したルルーシュはそれを平和だな、と微笑ましくも見つめた。

あんなに人と接するのを嫌がっていた弟が元気にじゃれ合っている。

その程度にしか考えていない。

ユーフェミアはスザクの上に座ったままコーネリアに手を伸ばした。


「お姉さま。」

「ユフィ・・・私は・・・」

「スザクを、支えてあげてください。ルルーシュの創った世界を守ってください。私の・・・最後の我侭です。」


最後だなんて言うな。

恐らくそういう意味を込めてコーネリアはユーフェミアを抱きしめた。


















結局キッチンから追い出された現世組とシャルル、ユーフェミア、ロロはただ何をするわけでもなく宮殿の中を歩き回った。

一般人のリヴァルやニーナにしてみれば宮殿の中を歩き回るチャンスなんてこの先の人生にある確率は極めて低い。

興味津々といった風に周囲を見回していた。


「懐かしいわね。」

「会長は来たことがあるんですか?」

「まぁね。一応昔はそれなりの貴族だったし、ヴィ家の後見もさせていただいてたから。」


その自分にとって誇りにもなりえることを少しでも忘れていたことが悔やまれる。

前を歩くシャルルの背中を苦笑しながら見つめてミレイはスザクの背を叩いた。


「それよりもスザク、私気になってる事があるんだけど。」

「なんですか?」

「さっきのルルちゃん、『ナナリーとスザクは7年ぶりだね』って・・・一体どういうことかなぁ?」

「いや、それは・・・」


ルルーシュがマリアンヌの身体に入り、現世に降臨したことは誰にも話していない。

あの時、ナナリーとスザク以外の人間に会うつもりの無かったルルーシュはスザクに願ったのだ。

誰にも言うな、と。

きっとミレイやリヴァルや。

その他大勢の人間が自分に言いたいことがあるだろうけれど、それはできないからと。

一刻も早く忘れて欲しいからと。

悪逆皇帝と知り合いだったなんて、そんな事実はマイナスにしかならないからと。

その願いを受け取ったスザクとナナリーは、ルルーシュと再会したことを伏せていた。


「すいません、会長。」

「まぁいいけど。どうせルルちゃんが望んだんでしょうから。」

「・・・なんでもお見通しなんですね。」

「ルルちゃんの考えそうなことなんてお見通しよ。だって私、ルルちゃんの事好きだったし。」

「え!?」


それにいち早く、スザクよりも早く反応をしたのはリヴァルだった。


「でも流石にルルちゃんが皇帝になっちゃってからは分からなくなっちゃったけど。分かってたらあんなこと、すぐに身体張ってでも止めさせたわ。」


スザクがルルーシュを殺す、なんて。

ミレイはゼロレクイエムの真意をどこかで悟っていたのだ。

アナウンサーとして世界を見回す役割を持ったミレイだからこそ。

ルルーシュが死んで、その後の世界を見て。

彼が死んでまで創りたかった世界はこれなのだと。

そう考えたときゼロの正体にだって気付くことができた。


「・・・会長」

「好きだったけど、さ・・・ほら、シャーリーもいたし?」

「そういえばシャーリーは・・・」


確かルルーシュが死んで三年後、スザクやナナリーと再会したとき。

彼は一緒に暮らしてる、といった人物の中にシャーリーの名前も挙げていた。

彼女はいるのかとスザクが辺りを見回すと、庭園にいる人影を発見する。


「シャーリー!」


感極まったミレイが叫んだ。

それに気付いたシャーリーは手に持ったたくさんの花を全て落す。


「あれー?なんで皆ここにいるの!?」


シャーリーが駆け寄ってくる。

ミレイやリヴァル、ニーナ、カレンらに迎えられたシャーリーは笑顔で。

死ぬ前と同じ笑顔で、ミレイは涙を滲ませた。

しかしシャーリーの視線はただ一点、スザクに向けられていた。


「私の言ったこと、理解してくれたみたいだね。」

「・・・うん。」


赦せないんじゃない。

赦したくないだけ。

大切な人を奪った彼を赦してしまいそうな自分が怖いだけなのだと。

その言葉をスザクに遺し、シャーリーは逝った。

後々それはスザクを動かす力になった。


「ありがとう、シャーリー。」

「どういたしまして。あ、そういえばルル見なかった?」

「ルルゥシュならキッチンで掃除をしておるわぁ。」

「あ、そうなんだ。ありがとう、パパ。」



・・・ん?



現世組が、コテンと首を傾げた。

聞いてはいけないものを聞いた気がして。

でもとてもじゃないが聞き流せる内容ではなくて。


「ぱ、ぱぱぁ!!?」

「シャーリー、アンタ一体・・・!」

「あ・・・えーっと、皆で話し合って、ね?」


ね?とシャーリーがユーフェミアに同意を求めて、それにロロも頷く。

状況が分からない者達からしてみれば何だそれはとしか言えない。


「一緒に暮らしていくのに、皇帝陛下だとか殿下だとか色々身分というものが邪魔になってしまったんです。」


ユーフェミアは苦笑した。


「だから皆で話し合って、役職を決めたの。」


役職。

それならば少なくともシャルルの役職は『パパ』といったような父親系全般なのだろう。


「皇帝陛下が父親、マリアンヌ皇妃が母親。長男がクロヴィス殿下、長女がシャーリーさん、次男が兄さんで次女がユーフェミア殿下、三男が僕です。」


ロロがつらつらと挙げていったそれらに目を剥いて皆が絶句した。

だってそうだ。

殺し、殺された関係の者すらいるのに。

悟ったようにユーフェミアが微笑んだ。


「憎しみを全てルルーシュが背負ってくれたのですから。もうどの世界にもそんな感情なんてないんです。」


生きる者達の世界にも、逝った者達の世界にも。

もうどこにも『憎しみ』は存在しない。

それどころか、かつてブリタニアの国是であった『強者』と『弱者』の確執すら。

ルルーシュが目指した優しい世界。

それがまさに、そこにあった。










夕食はルルーシュが腕によりをかけて用意したものだ。

大きなテーブルに所狭しと料理が並び、よくも一人でここまで作れるものだと数多の賞賛がルルーシュに向けられた。

当のルルーシュといえば流石に体力が持たなかったらしく、他の者達が食事するのを見つめながら屍のようになっていた。

食事を終えるとルルーシュへの質問攻め。

元々真実が知りたくて来た者達なのだからそれも当たり前だ。

もう今となっては・・・と、ルルーシュはスザクと共に全てを語った。



ゼロから始まった世界の変革。

ギアスという力と暴走、その犠牲。

ルルーシュとスザクの確執。

ゼロレクイエムの目的と影響。

ルルーシュが目指した、皆が笑っていられる優しい世界。



「馬鹿ね。」

「馬鹿だな。」

「馬鹿じゃないの。」

「うん、馬鹿だったね。」

「大馬鹿者だ。」


ミレイ、リヴァル、カレン、ニーナ、そしてコーネリアも。

各々がルルーシュを優しく罵倒していく。

苦笑しながら、ルルーシュは息を吐いた。


「俺は・・・」

「なんだ、まだ話は纏まらないのか。」


突如現れたのはC.C.だ。

ルルーシュが眉を顰める。


「お前、今までどこにいた。」

「どこも何も・・・ここにいてはピザの宅配が頼めないじゃないか。」


態々ピザを食べに戻ったC.C.が帰ってきたということは。

もうこの場を去らなければならないのだと、誰もが悟った。

時の流れの速さが違う空間に長居をしてはCの世界を出た後どうなるかわからない。

ぞろぞろと連なって歩いて、アリエス宮を出る。

周囲の雰囲気に不釣合いな石の扉がそこに鎮座していた。

それをくぐってしまえば、もう。

それぞれ別れを惜しむ者たちがいる。

誰も動けず、誰も何も言えなかった。

それを行動で破ったのはミレイだ。

ミレイがルルーシュの髪をくしゃりとかき回す。


「よく頑張ったわね、ルルちゃん。」

「会長・・・」

「アンタがそうやって私の事を『会長』って呼んでくれるなら、アンタは一生私の可愛い後輩の副会長よ。」


目を細めたルルーシュからミレイが離れて、入れ替わるように来たのはリヴァルだ。


「俺はお前のなんだ?」

「・・・・・・と、も・・・だ・・・」

「あ・く・ゆ・う!忘れんなよ!」


次に来たのはニーナ。


「私、頑張るよ。もっと、ちゃんと・・・」

「ああ。」


ニーナがちらりとユーフェミアを見る。

彼女は穏やかに微笑んでいた。

次に来たのはコーネリアだったが、一定の距離を保ってそれ以上近寄ろうとはしなかった。

真実を知ったとはいえ、やはりまだユーフェミアを殺されたことを忘れることが出来ないのだろう。


「他の道は・・・無かったのか。」

「少なくとも、あの時の俺には・・・。」

「そうか。」


最後にルルーシュの前に立っていたのはスザクとナナリーだ。

ルルーシュの手を、片方ずつスザクとナナリーが握る。

それは7年前、ルルーシュが現世に行ったときにも別れ際したことだ。


「お兄様」

「うん」

「ナナリーはずっと・・・!」

「うん、分かっているよ。ありがとう。スザク・・・ナナリーを頼む。」

「そのギアス、確かに受け取った。」


スザクが涙ぐんでいる。

いつからこんなにも泣き虫になったんだ、とからかえば、スザクはさぁ?と首を傾げた。

一人ひとり、扉を潜り抜けていく。

眩い光に包まれてどんどん姿が見えなくなる。

最後に残ったカレンが振り向いた。


「ルルーシュ、貴方は今幸せ?」


目を剥いたルルーシュは少し考えた。


「・・・母さんは料理したがるし、父上は脱ぎ捨てた服をそのままにしておくし、ユフィは何故か窓ガラスを紙やすりで拭いたし、シャーリーは皿を大量に割るし。ロロは今のところ何の失敗もしてないけれど。」


マリアンヌは何がいけないの?といった風に首を傾げて、シャルルは少しムっとした。

ユーフェミアとシャーリーは申し訳なさそうに苦笑して、ロロだけが満足げだった。

その様子を見て、ルルーシュも微笑む。


「大変だけど、とても充実している。俺は幸せだよ。」


「そう。」


よかった。





そう言い残して、カレンも光の中に消えた。







嗚呼、めくるめく世界











世界の現状。
彼の真意を改めて彼の口から聞いた後、自分達の目で見返した世界は。
まさしく、彼の目指したものだった。






リク内容『嗚呼、素晴らしき世界の番外編でルルーシュのあの世(?)での日常を他のキャラに見て欲しい』。
那岐さま、お待たせしてしまって申し訳ありませんでした!
何か妙に長くなってしまってですね・・・っていうか纏まらないので相当詰め込んじゃいました(死)
リクエスト内容を履き違えてたりとかしたらすいません(・・ ;)
書き終わった後にクロヴィス兄上が空気なことに気がつきましたが・・・orz
こんなのでよろしければ貰ってください!