アーニャは一人、アッシュフォード学園の敷地内を歩いていた。

もう日も暮れて道は暗い。

ジノは女子生徒を追いかけてどこかへ行ってしまった。

とぼとぼと歩くアーニャは、目についたクラブハウスに足を踏み入れる。

ここには生徒会室があるはずだ。

生徒会室に行けば恐らく誰かいるだろう。

そんな思いでクラブハウスの中を見回した。

広いエントランス。

居住スペースと生徒会室はそのエントランスを中心として左右の棟に分けられている

アーニャは迷わず生徒会室がある方の棟に足を踏み入れた。


(誰か、いる・・・)


それを予測してきたのだから願ってもいないことだ。

生徒会室のドアから光が漏れている。

アーニャはそっと扉をあけた。

しかし一見しただけではそこに誰かがいる様子がない。

首を傾げて、生徒会室の中を進んでいくと、白いソファーに黒い色があることに気づいた。

副会長であるルルーシュ・ランペルージ。

彼は黒のインナーにズボンというラフな出で立ちで惰眠を貪っている。

起こすのも忍びないかと思いソファーの横に膝をついてしゃがむと、彼の整った顔立ちをまじまじと見ることができた。


「・・・っ」


ズキンと、米神の辺りが鈍い痛みを伝えてきた。

心臓の動きに連動するように脈打つそこに、アーニャは目を細めて耐える。

しかしそれも虚しく次第に意識は薄れていき、瞼が完全に下りた・・・次の瞬間。

アーニャはふっと顔をあげ、ルルーシュを見て微笑んだ。


「まぁまぁ、無防備に眠っちゃって。」


ギアスの能力によりアーニャの身体の中に精神のみ入り込んだ、皇妃マリアンヌ。

顕現した彼女は微笑んで息子の頬に手を添えた。

起きる気配はない。

豪気なマリアンヌはそこで悪戯心が湧いてきた。


「そういえばC.C.がルルーシュはまだ童貞だって言っていたわね。」


母親としては気持ち残念だ。

18にもなる息子が童貞。

童貞。


「母親として一肌脱いであげるべきかしら。C.C.に馬鹿にされたままじゃこの子も不本意だろうし。」


マリアンヌはアーニャの制服のネクタイを解き、それでルルーシュの両手首を縛りあげて近くのデスクの脚に括りつけた。

それからズボンを下ろし、見えた黒ビキニのパンツに目を見張りながらもそれを下して、その中で沈黙している性器を手に取った。


「・・・まぁ、特別小さいわけではないかしら?大きくはないけれど。」


シャルルのはもっと大きかったわ〜なんて当たり前なことを呟きながら、それを口に含む。

しかしアーニャの口は小さいらしい。

全て含もうとすると喉に刺さってしまう。

咽そうになりながらじゅぶじゅぶと音を立てて、口で扱いていく。


「んっ、う・・・」


ルルーシュが眉を寄せて、小さく呻いた。

まだ起きないなんて、余程鈍感なのかしら。

咥えているから声には出せないが、そんな事を考えながら動きを速めていくと、性器は確実に硬さを持ち始める。

ちゅうっと先端の鈴口を吸い上げてやるとルルーシュはびくりと身体を震わせて、ゆっくりと目を開いた。

そして、勿論固まる。


「・・・・・・・・・ほわぁあ!?」

「んむっ、ん・・・おはよ、ルルーシュ」

「ひっ、あ、なにやって・・・!」

「何って・・・ん、筆おろし、してあげようと思って」

「ふ、んんッや、しゃべ・・・るなぁ!」


ルルーシュは身を捩るのだが、快楽のせいで身体に力は入らないし、何より両手を拘束されていて抵抗が叶わない。

マリアンヌは口の動きを早め、ルルーシュを限界へと導く。


「やぁあ、あ、もっ・・・はなせ!」

「ふ、んく、いいわよ、出して・・・」


そう言いながらマリアンヌは口に含んでいた性器を一度口から出し、裏筋を下から上へと舐め上げて、やがて到達した鈴口にカリッと軽く歯を立てた。


「うぁ、あ、あっ―――!」

「んぅ、ん・・・む・・・ふっ・・・」


ルルーシュはマリアンヌの口内で果てた。

溢れた白濁をごくごくと飲み下してから口を放し、口の周りの汚れを舐め上げる。


「ちょっと濃いわね。普段からちゃんと出してる?」

「ん、・・・あ、アールストレイム卿・・・なんで、こんなことっ!」

「だから筆おろしって言ったじゃない。私が責任もって童貞を卒業させてあげるわ。」

「ふざけていないでこれを外せ!!」


なんでこんなに頑丈に手が拘束されてるんだ!

そう叫んだルルーシュをあざ笑うように見下ろしたマリアンヌはごそごそと制服を脱ぎだす。

ピンクの制服を脱ぎ棄て、中のワイシャツを脱ぎ棄て。

ルルーシュがいつものC.C.の癖で「脱ぎ捨てたままにするな!皺になる!」と叫ぶのも無視し、下着まで脱ぎ去った。

そして己の身体を見て、溜息。


「これじゃあ挟んであげられないわね。」


ふうっと溜息。

しかしそのままルルーシュの腰のあたりを跨いで、またにやりと笑った。


「でも私にはシャルルを昇天させるほどのテクがあるから安心して?」

「シャルル、だとっ・・・!!!?」


まさかあの認めたくないが遺伝子上は父親なあの男は、自分の騎士の、こんな小さな女の子まで!!!

ブリタニア皇帝への憎しみがさらに沸々と湧いてくる。

そんなルルーシュを我に返したのは、くちゅっという水音だった。

マリアンヌは己の秘部に指を一本射し入れ、ぐるりとその指を動かした。


「んっ・・・」


ルルーシュが思わず凝視するその先で、指が一本、また一本と増やされていく。


「アールストレイム卿!!こんなことはもうっ・・・!」

「い・や」


ぐちゅっと引き抜かれた指には絡み付く透明の液体が艶めかしく光っていて、その手でルルーシュの性器を立てて、数回扱いたあとそのまま己の秘部に宛がった。


「ひっ、や、やぁ・・・!」

「んんっ・・・おかしいわね、キツいわ。」


そう言いながらもマリアンヌは一気に腰を下ろす。

思いのほか激痛が走ったらしく、マリアンヌが身を強張らせ、ルルーシュは顔を青くした。

とろり・・・と、中途半端に挿入されたルルーシュの性器を、血液が伝っていく。


「・・・ったぁ、やだ、裂けちゃった?むしろこの身体処女だったのかしら。」


狭いアーニャの膣内はルルーシュをギリギリと締め付ける。

ルルーシュはもう抵抗する気力もないらしく、ひたすら唇を噛みしめて耐えた。

それから長い時間をかけて全てが納まると、マリアンヌはふわりと笑う。


「童貞卒業おめでとう。母さんも嬉しいわ。」

「ふっ・・・ん・・・母さ、ん・・・?」

「ええそうよ、私は・・・っ!!」


突然マリアンヌは言葉を区切る。

ふらっと身体が傾いだのだが、両手を拘束されているルルーシュにはどうすることもできない。

ルルーシュの腹に手をついて倒れるのを防いだアーニャは、やがてぼんやりとしたまま。

首を傾げた。


「これ、なに?」

「・・・へ?」

「これ、どういう状況?私、今まで、なにを・・・っ!」

「ひ、ぅ・・・!」


アーニャが身を捩った衝撃がルルーシュにも伝わる。

お互い顔をしかめて、それから。


「ルルーシュくんが、やったの。」

「・・・俺に、この状態でどうやれと?」

「・・・じゃあ、私?」

「・・・・・・」

「とりあえず、これからどうすれば、いい?」


挿入したままお互いに動くことができない。

誰か助けてという気持ちと、誰かが来る前にどうにかしたいという気持ちが混ざり合って。



どうしようか、と呆然としながらため息をついた。





お母さん(?)といっしょ









リクエスト内容:マリアンヌがアーニャの体でルルーシュの筆下ろし、その途中でアーニャに戻る
えー・・・なんていうか、はい。
ごめんなさい(土下座)
これ以上はどうにもできませんでした@v@
R-18にしようと思ったら思いの外ぬる〜くなりました。
この後二人で協力して何とかしたのかスザクもしくはロロが乱入してあわや大惨事・・・になるのかは分からないので、脳内補完でお願いします。
リクエストしてくださった方、こんなものでよければ、いえ、なんていうかサーセン@@